風が吹く

2018年夏、イラストレーター・ムツロマサコさんが連れていってくれた佐賀のパワースポット、カツラの大木。
樹齢1000年の息遣いが聴こえてくるような空気をまとった場所でした。

2019年になったというのに、2018年のことをまだふり返っている。

思い返せばこの一年、会いに出かけた遠くの人や街への旅は、ここ数年の縁や、源にあった気持ちを、再確認していくようだったなあと思う。それは、独立してからこれまであれやこれやしながらとりあえず積み上げていった足元の土を、ゆっくりと見つめ直しながら均していったような時間。

昨年の個人的な総括として「改」という漢字を思い浮かべたのだけど、仕事も暮らしも、自分の周りにあるいろんなものを見直し、整理し、改ためていくような一年でした。

さて、2019年。
均していっている足元の土は、まだまだもう少し時間をかけて整えていく必要がありそうです。そうして、少し見通しがよくなったところで、何かあたらしいものが生まれればいいなと思っています。

この夏買った、ムツロマサコさんの団扇。
The wind blows where it wants to.
風が吹く、好きな言葉です。

目標や目的は決めておく方が行動しやすいタイプだけど、基本的に楽観的な性格でもあるので、今はただただ「成るように成る」とばかり考えています。

いつ、どこで、どんな、風が吹くのでしょうね。
どんな場所に連れていってくれるのでしょうね。
そのときを待つのみです。

2019年のテーマは「開ける」。
いつ良い風が吹いてもいいように。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

2019-01-03|タグ:
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