えとことば

「朗読をすることで自分の表現が完成する」

と小鳩ケンタさんが話していたことが印象的でした。書いた詩の紙の束を広げ、その場の空気を感じ取り、詩を選んで、声に出す。そうしてようやく、小鳩ケンタさんの「詩」が完成するということ。

イケダユーコさんも、その場の環境や心情に左右されて生み出されるものが変化する、空気を捉えるような画家さんだと思っていたけれど、小鳩さんもまた、空気を捉えて表現する人だったみたいです。

展示してある詩を読んで、「女性の方が書いてるんですか?」と聞かれることも多いです。それは、イケダユーコさんの絵を介して生まれた詩だから、詩のなかに女性が書いているような言葉づかいが多くなったようです。

『遥遥』の作品は、画家と詩人、お互いの作品に影響を受けて生まれたものだと改めて思うし、お互いに作品を預けること、そして感性を委ねることができる二人だったから、こういうコラボレーションが実現したのだなあと思います。

二人が徳島にやってくるのは、最終日の6/16(日)。
お昼ごろには会場に到着するのでは…と思います。

19時からは今回の原画展のクロージングイベントとして『えとことばのライブ』を開催します。

小鳩ケンタさんが朗読をして、その詩を受けてイケダユーコさんがライブドローイングをしていきます。
この会場の時間でしか生まれない、二人の生み出す作品をぜひお楽しみください。

ご予約はまだまだお待ちしております。

 

CLOSING EVENT
2019年6月16日(日)19時 – 20時ごろ
「えとことばのライブ」
料金 ¥1,500
参加予約・お問い合わせ kigipress@gmail.com

 

『遥遥 – はるばる』出版記念原画展 in徳島

2019-06-08|タグ:
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