「知る」

SOSUギャラリーは、目の前を車も自転車も徒歩の人もたくさん通り過ぎていく場所で、ときどき、立ち止まって看板を見てくれる人もいます。そこから入り口を開けて入ってきてくれる人はまたごくわずか。

たまたま見かけて、気になって、入ってきてくれたわけですが、それがわたしにとってもいい出会いになったりすることもあります。

ある人は、海外旅行先でも大きな美術館から小さなギャラリーまでいろいろと観に行っているという方。表紙の絵に惹かれて、たまたま入ってきてくれました。お話を聞くと、きっとその方の一番好みのジャンルではないのだろうなと思ったけれど、それでもじっくり楽しんで観てくださいました。

「有名無名問わず、いろんなものを観るようにしてるんです」と。

今起こっているいろんなものを知っていくことで感性を豊かにする、そうやって「知る」ことを生き生きと楽しんでいらっしゃる姿に、なんだかとても励まされました。

たくさん通り過ぎていくなかの、ちいさなちいさな出会い。
だけど、本当に心強く思えました。

 

残り2日。
最終日には詩人・小鳩ケンタさんと画家・イケダユーコさんが在廊してくださいます。夜19時からはクロージングイベント「えとことばのライブ」です(◎ 参加募集中! 詳細→ http://kigipress.com/archives/1327)。

今回は嬉しいことに10代の方からの参加申し込みがありました。
有名無名問わず、いろんなものをたくさん観て欲しいと思います。好きなジャンルであってもなくても、気になるもの、チャンスがあったものは、観て、体感して欲しいと思います。

もちろん、何歳になっても。何歳からでも。

 

わたしも好きなものだけに凝り固まらず、いろんなものを観に、体感しに、動かないと、です。

[遥遥 巡回展]徳島 – SOSU gallery

2019-06-14|タグ:
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